英語が苦手な人の多くは、英語の仕組みを知らないまま、単語を一つずつ日本語に置き換えようとしています。
では、日本語と英語の違いは何でしょうか。
それは、英語では
配置そのものが意味を持つ
ということです。
この Unit はガイダンスです。出てくる文法事項は次の Unit 以降で学ぶので、ここでは覚えなくてかまいません。流し読みしてください。
英語の文は、ブロックが決まった順番に並んでできています。そして、その決まった順番そのものが意味を持ちます。
最も基本的な文を見てみましょう。
これはペンです。
S は主語、V は動詞、C は補語を表します。
この文を「This=これ、is=は、a pen=ペンです」と、単語ごとに置き換えて理解してはいけません。
is は S と C をつなぐ語で、この文は「SはCです」と訳します。
V の is はそのままで、S と C に入る語を変えてみましょう。
あれSは私のカバンCです。
ケンSは私の友だちCです。
私の犬Sは大きいCです。
点線の部分は、ブロックをくわしくする飾りです。飾りが増えて文が長くなっても、骨組みは S・V・C のままです。
トムSは生徒Cです。
窓のそばの背の高い男の子Sは、私の学校の生徒Cです。
窓のそばに立っている背の高い男の子Sは、医者になりたい生徒Cです。
英語の文の型は、S V C だけではありません。たとえば、V に is 以外の動詞が入る S V O の型があります。O は目的語を表します。
私はテニスが好きです。
この型の文は「SはOをVする」と訳します。
このほかにも、S V、S V O O、S V O C などの型があります。くわしくは次の Unit 以降で学びます。
英語の学習とは、次の三つを鍛えていくことです。
ブロックの並べ方。
ブロックの中身の変え方。
一つひとつの単語。
三つは互いに支え合っているので、どれか一つだけを鍛えても読む力は伸びません。
英文が読めない原因は一つではありません。原因が分かれば、何をすればよいかが決まります。
単語が分からないので、英単語のまま訳すと、次のようになります。
形は分かるのに意味が分からないのは、単語を知らないからです。
訳:その質問は、思いがけない反応を引き出しました。
どの単語も知っているのに意味が分からないのは、文法の決まりを知らないからです。
訳:もしそれを知っていたら、私は行っていたでしょう。
英文が分からないときは、どの「分からない」なのかを見分けて、それに合った方法で調べましょう。
それでは、次の Unit から本格的に学んでいきましょう!