中学範囲は本当に広いのか|不登校と高校受験を現実的に整理する
「このままでは高校受験に間に合わないのではないか」
不登校になると、そう感じる保護者は多いです。授業を受けていない期間がある。定期テストも受けていない。毎日ゲームをしている。そうなると、「もう取り返せないのでは」と感じやすい。
ただ、そこは一度、構造を整理して考えたいところです。
中学範囲は、思っているより狭い
まず前提として、中学範囲は高校範囲と比べるとかなり狭いです。
簡単という意味ではありません。ただ、「取り返しがつかないほど無限に広い範囲」ではない。高校内容まで含めると、数学も英語も一気に抽象度が上がります。一方、高校受験であれば、範囲はかなり限定されています。
私立高校であれば3教科受験の学校もあります。英語と数学を優先して立て直すだけで、見通しが変わるケースは多い。「全部遅れている」と考えるより、「どこを優先するか」を整理した方が現実的です。
可処分時間は、思っているより多い
学校に行っている子は、通学・授業・学校拘束でかなりの時間を使っています。不登校状態では、その時間が空いています。
仮に可処分時間を16時間とします。8時間ゲームをしていても、8時間残る。高校受験で上位の結果を出した生徒でも、実際の勉強時間は1日4時間程度だったケースがあります。
「ゲームをしている=時間が完全に消えている」とは限りません。
実際に、そういう生徒がいた
以前指導していた生徒の話をします。中2で不登校状態でした。最初に会ったとき、2桁の計算にかなり時間がかかっていました。
ただ、数英に集中し、小さな達成を積み上げていきました。
ゲームもしていました。水泳にも行っていました。家族旅行にも行っていました。ずっと机に縛りつけていたわけではありません。
それでも、高校受験でしっかり結果を出しています。
重要なのは、「全部完璧に管理すること」ではなく、「どこを立て直すかを整理すること」です。
「0か100か」で考えない
不登校になると、学校復帰・全教科・長時間勉強・ゲーム禁止のように、一気に全部戻そうとしやすい。ただ、それで動けなくなるケースはかなり多いです。
実際には、数学だけ、英語だけ、単語10個、計算20問くらいから始めた方が動きやすい。「少し頑張れば届く」を積み上げる。その方が、長期的には伸びやすいです。
「終わった」と決めつける前に、構造を整理する
不登校になると、「人生全部が崩れた感覚」になりやすいです。
ただ、範囲・科目・受験方式・時間を整理すると、見え方が変わるケースがあります。
放置していいわけではありません。ただ、「もう無理だ」と恐怖だけで動くと、家庭が壊れやすい。必要なのは、恐怖ではなく設計です。
何から整理すればいいか、一緒に考えます
実際には、「何から手をつければいいか分からない」という相談も多いです。
家庭教師かわむらは、尼崎・西宮・伊丹・芦屋を中心に、不登校・学校不適応の状態からの学習立て直しに対応しています。まず、現状を聞かせてください。