不登校と学力不安を分けて整理する|保護者が最初に整理すべきこと
「学校に行っていない。このまま高校受験に間に合うのか」
「毎日家にいて、勉強している様子もない。将来どうなるのか」
不登校のお子さんを持つ保護者が、こうした不安を抱くのは当然です。
ただ、その不安が現実と正確に一致しているかどうかは、別の話です。
学校不適応と学力不足は、別問題
不登校になると「勉強もできなくなった」と思いがちです。
しかし、学校に行けない理由は様々です。人間関係、集団環境、教室の空気。こうした理由で不登校になっている場合、問題は「学校という環境への不適応」であって、「勉強する力がない」という話ではありません。
見るべきなのは、学校に行っているかどうかだけではありません。何ができていて、何が抜けているのか。そこです。
必要な勉強時間は、思っているより少ない
授業を受けていない期間があると、取り返しがつかないように感じます。
ただ現実には、中学範囲は高校範囲と比べてかなり狭い。私立高校であれば3教科受験の学校もあります。英語と数学を優先して立て直すだけで、見通しは変わります。
時間の面でも同じです。仮に1日当たりの可処分時間を16時間とすると、8時間ゲームをしていても8時間残ります。例えば中学2年生から勉強を再開した場合、勉強時間は1日当たり4時間程度で十分トップクラスを狙えます。
「全部遅れた」「ゲームばかりしている」という見え方だけで、状況を決めつけなくていいケースがあります。
ゲームやスマホを取り上げる前に
不安が高まると、ゲームやスマホを取り上げたくなります。
ただ、これは慎重に考える必要があります。子どもにとって抗う術のない行為として残りやすく、親子関係へのダメージは親が思うより大きい。親が安心できる場所でいるために、ここは一度止まってください。
親の役割は、管理ではなく安心の土台
不安になるのは当然です。問題は、その不安をそのまま子どもに向けることです。
「勉強しなさい」「このままだと高校に行けない」。言いたくなる気持ちは分かります。ただ、不安で子どもを動かそうとすると、家庭が緊張空間になりやすい。
親がすべきことは、勉強の管理ではなく、安心の土台を作ることです。勉強の緊張を、家庭だけで抱え込まない方がいいケースもあります。
現実を見る。でも過剰におびえない
不登校になった時点で、学力や将来が決まるわけではありません。
ただし、何もしなくても勝手に戻るわけでもありません。
現実を整理すれば、やることは見えてきます。
不登校の勉強に必要なのは、恐怖ではなく設計です。
勉強の緊張、外に出してみませんか
実際には、「何から整理すればいいか分からない」という相談が多いです。
家庭教師かわむらは、尼崎・西宮・伊丹・芦屋を中心に、不登校・学校不適応の状態からの学習立て直しに対応しています。
まず、現状を聞かせてください。
何から始めればいいか、一緒に考えます。